会長挨拶

ご挨拶に代えて

静岡県仏教会会長 鈴木 眞道

静岡県仏教会は、2,109の寺院が宗派を超えて参加し、県下46の地域の仏教会を構成して活動しています。全日本仏教会を構成する有力な組織であることは勿論、全日本仏教会を通して世界仏教徒会議や世界仏教青年会議に関わります。

各寺院は、それぞれの宗派にあって、特色のある宗教活動を営んでおり、宗門人として活動していますが、他方仏教会の中で他宗派の寺院と交わり、情報交換や仏教者として宗派を超えて協力連携することによって、研鑽を積んでいます。

今日、社会に目を転ずれば、毎日のように耳目を疑う事件が頻発して、人々の心を痛めています。その背景には様々な要因をあげることができますが、それらのなかでも、無縁社会と取沙汰されている問題があげられます。

人間は、多くの関わりがあって生きています。本来、無縁なる存在であるはずがありません。家庭の変容や地縁血縁の希薄化が、孤立化を深めているのは事実でありましょう。しかし、私たちは仏の教えを通して、全てが有縁なる存在であることを確認し、実生活のなかでそのことを生かしていきたいものです。

信をもとに自らを確立してこそ本来の人間であり、自立した個人と個人が仏縁で結ばれていることを自覚しているのが、仏教徒であります。寺院はこれらのことを学び、また広める場であります。そのために各寺院では様々な活動や行事を行い、結縁をはかっています。

寺院の掲示板もその一つであり、仏縁に触れる良き機会となります。掲示板の言葉を楽しみに、自転車を停めて読んで下さる方が、「この掲示板の言葉で心が洗われ、癒されています」と言われます。県知事さんも散歩がてらに読んで下さっています。

県内の寺院の多彩な活動や行事が、仏の教えに導かれて皆様の生きる力になるよう、この画面によって紹介をしていきたいと思います。この趣旨をお汲み取りいただき、ご活用されますようお願い致します。